98年9月27日 : 星置スケートリンク


 JRを利用して、星置駅から歩いてスケートリンクまで向かう。歩くのが大好きな私には 物足りないくらいの距離だが、近いとはいっても滅多に訪れない星置をブラブラ歩くのは楽しい。

 練習の途中で三宅さんのお兄さんが登場。背が高く足の長い彼は、かなり足が浮いて不安定ながら、 スレッジを漕ぎ、田中(哲)さんに勝負を挑んだりしていた。
 では、あらじゅんは今日こそはスレッジに乗るか...と思いきや、違う方向に進んでしまって、 結論から言うと、まだ乗ってないんだな。前出、札幌義肢製作所のハタノさんが、須藤さん用 出来あがりバケットと、星さん用失敗作1号&2号を見せてくれた。須藤さんのは普通のタイプだが、 星さんのはスッポリと体が収まるタイプ。何が違うかといえば、背もたれ部分が深いし、前はカバー されている。かのスウェーデンのエドボム選手と同じタイプにしたいらしい。ハタノさん曰く、 「かなり難しい」のだそうだ。ちなみに2号の前面にある☆マークは、星さんのリクエストだという。
 そうそう。今日は星さんが練習に復帰し、華麗なるプレーを披露してくださったが、 着ていたユニフォームは、そのエドボムのだった。
 星さんのタイプは無理だが、ハタノさんは自らスレッジに乗って乗り心地を確かめたり、 選手に細かく要望を聞いたりしてバケット作成に取り組んでいる。「文句でいい。選手からの 声がないと、いいものは作れない。」と語る。
 同じことを言った人が、もう1人。ボブスレーやリュージュを作っているという鉄工会社の ミサワさんである。やはりスレッジに乗ってみて、ハタノさんとは違う金物の部分の 感触を確かめていた。
 選手達の練習中、更衣室でハタノさんとミサワさんは、専門的な話をして盛り上がる。 ハタノさんには、研修中という埼玉の専門学校生が弟子についており、内容の濃い会話に 聞き入っていたようだ。私はここに参加していたので、スレッジに乗り損ねたのである。 その代わり、次にバケットを作るときには現場を見せてもらえることになった。

 練習後、今度はスレッジのフレームの採寸が星さんによって行われる。標準サイズで4台、 新しくスレッジを作るのだが、その”標準”をどうするか。また、助成金の枠内でどの程度作る ことができるか、という経済的な問題もある。バケット、フレーム、刃、ピック、 ユニフォーム、何をとってもお金はかかる。試合となれば遠征である。
 やはり、高いレベルを求めると色々問題は多い。それでもなお、こだわり続ける彼らは、 本当にアイススレッジ・ホッケーを愛しているのである。 


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