98年12月19日 : ときわスケートセンター


 北海道BEARS、今年最後の練習。いつもなら苫小牧には来ない(先月は体験会だったから 特別)が、その後の忘年会に誘ってもらって、ほいほい来てしまった私。前日、午前4時近くまで 夜更かししたので体調に一抹の不安がありながら、それでも朝起きられるんだから趣味ってやつは凄い。
 星 選手を卒論のテーマにしているという北大の学生さんとその友達、計3人の可愛いお客さんが見学に来ていて、右肩をあ脱臼したという1名を除き、2名がスレッジを体験。
スレッジを体験する見学者  選手やコーチ陣がウォーミングアップ、スレッジの調整などを行っている中、松井 選手 夫人の”けいこちゃん”がスレッジに乗せてあげたり、話し相手になったりする。彼女は練習中のドリンクを用意したり、荷物やパックをタイミング良くさばいていくマネージャーさんである。もう1人、彼女とほぼ交代で来る”ともちゃん”もいる。(2人とも可愛いのだが、なかなか写真を撮らせてくれない。)選手の半額ながら、部費も払っている大事な スタッフなのだ。
 初めて目にした羽田野さんの秘密兵器、”羽田野メモ”。ここに彼が練習中に気付いたことや改善点、選手からの 提案・注文、アイディア、ノウハウが詰まっているのだな、きっと。この他にも、仕事に関連するようなカタログなどを 整理したノートも常備。大雑把な私から見ると、感動的なくらいに気配りのできる、マメな人である。技術スタッフとして信頼も厚く、チームにとって欠かせない存在。既に囲い込みにあい、スタッフ名簿にも載っているという噂だが。 羽田野メモ
鈴木選手のスレッジを調整する岡崎さん  スタッフと言えば、この人も欠かせない。練習会場の手配や事務処理、連絡係などを引きうけている”スタッフのコーディネーター”岡崎さん。スケートに乗って練習の手伝いもする。頑張っている選手達を後押ししたくて、毎回、土日の家族サービスを犠牲にして来てくれる大切なスタッフである。(これを旦那さんの大切な仕事だと理解している奥さんも偉い。)
 実はバドミントンのアジアチャンピオン(パラリンピックの種目じゃないのは、もったいない)で、年明け早々、タイで行われる大会に出場する。頑張って!!

 練習後、昼食にラーメンを食べに行く。(気になるなぁ、「カレーラーメン(みそ)」。)そして、三々五々、忘年会の舞台である白老へ向かう。
 須藤 選手の車中、どうも妙な感じがする。天気のいい海岸の風景。子どもの頃、函館の海岸近くに住んでいた 私は、海を見るとリラックスして機嫌が良くなる。確かに気分はいいが、何かおかしい。
 おぉ!!...雪がないではないか!!そう、おかしかったのは海岸線手前のススキのような枯野の風景。札幌の 家の周りは白一色だったはずなのに。苫小牧近辺は、あまり雪が積もらない地域なのだ。気候が札幌とは、まるで違う。(昔、社会で習ったんだっけ?)
忘年会の乾杯 忘年会には仕事帰りの田中選手も駈けつける 札幌義肢製作所の羽田野さん、関さん
  夕食前にはロビーで歓談したり、お風呂に入ったり。しかし、不覚にも私は体調が悪くなってきた。そう言えば、 ほんの数日前も風邪気味で熱を出したんだった。無理がたたったというか、「もう、若くはないのね。」というのが 正直な感想。ロビーのソファーでぐったりしていると、私の名前が覚えられない星 選手は「お姉ちゃん、大丈夫か?」と、声をかけてくれる。(彼は、私を「パソコンのお姉ちゃん」、または「アラちゃん」と呼ぶ。)
 宴会直前に到着した田中 選手は、コルセットのような白いバンドを胸に巻き付けている。エストニアとの試合でエルボウを食らった後、あまりに痛いので病院に行ったら、肋骨が折れていたそうである。
 宴会は騒がしいものではなかった。一心不乱にカニを食べているから静かだ、というわけでもないらしい。まとめてみると、今回のテーマは「語る」に尽きる。それから、「飲む」。札幌義肢製作所コンビは、2人とも、よく食べ、よく飲む。大柄な関さんはともかく、羽田野さんは小柄なのに、びっくり。私は、やはり、ぐったりしていたので、座布団を2枚敷いて、アザラシ状態であった。時々、寝そべったまま、涙目で会話に加わったりしながら。
 仕舞いに頭痛に見舞われて、宴半ばで別室へ退散。お祭り好きの私としては、悔いの残る宴会となってしまった。だから、詳しいレポートができなくて、ごめんね。
 しばらくして、私が寝ているところへ”けいこちゃん”が来る。ここには布団が2組敷かれていて、一応、女の子部屋になっていたのである。ちょっと元気になっていた私は、彼女と語りに入る。宴会場では札幌義肢製作所チームが寝てしまい、星、田中、永瀬、須藤 選手らと、大村監督、岡崎さんとで”語りモード”に入ったという。しばらくすると、今度は宴会場を抜けた岡崎さんがやって来て、これまた語り始める。スタッフというものの微妙な位置付け、今後の選手育成などについて真剣に語っているが、酔っ払ってるよね、やっぱり。
 岡崎さんは私が何者か、ずっと不思議に思っていたらしく、「ただの趣味の追っかけ」だとわかると、「俺とおんなじだ。」と言って、ご機嫌そうに肩を叩く。でも、私は先に意識を失って寝てしまったから、後のことはわからない。気付いたら、朝だった。


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